これが江戸の真実!?
2008.02.14-23:39 #2848
江戸物としては、石川英輔さんの「大江戸神仙伝シリーズ」と「大江戸○○事情」シリーズ」が好きだが、それらとは雰囲気がまるで違う。著者もジャンルも違うので、まぁ当り前だけど。
帯には「時代劇で見る江戸の町は嘘ばっかり!」と煽り文がある。そんなことは解っているさ、という突っ込みはしないでおくが、タイトルにもなっている「大正時代にねじ曲げられた」という根拠については、ほとんど書かれていないのはダメだろ。でも、なんというか、ちょっとした「裏の部分」みたいな、現代日本人としては眉をひそめるようなエピソードが色々紹介されていて、面白い。
前述の「大江戸○○事情」シリーズでは、江戸庶民の倹約生活や助け合いなどに焦点を置き描かれているが、同じ事象でも、見かたや解釈によっては対照的になるんだなぁと感じたエピソードもいくつかあって、勉強になったわ。そういう事って、現在の社会生活でもある事だもんね。
えぐい話もたくさん書かれているので、好き嫌いがはっきり別れる本だろうな。講談社+α新書って、こういう本が多そうだけど(笑)。
それと、200ページ足らずで800円ってのはちょっと高い。新書となってるけど、体裁はほとんど文庫と変らないじゃん。
江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた サムライと庶民365日の真実 (講談社+α新書 381-1C)
古川 愛哲

大江戸神仙伝 (講談社文庫)
石川 英輔

大江戸えねるぎー事情 (講談社文庫)
石川 英輔

小説「仮面ライダー−誕生1971−」を読んだ
2006.08.02-23:32 #1780
![]() | 仮面ライダー―誕生1971 石ノ森 章太郎 和智 正喜 講談社 2002-06 by G-Tools |
単純なノベライズにとどまらない、熱い内容だった。
テレビ放映版や原作漫画をふまえて、より重い(本来の?)テーマを前面に打ち出したハードなストーリー。雰囲気的には、昨年公開された劇場版「仮面ライダー THE FIRST」に近いかな。恋愛描写は皆無だけど(笑)。
この作品、まず大きな前提がある。
巻末の解説にこう書かれているとおり、この小説世界では、後にも先にも「仮面ライダー」は本郷猛だけということだ。藤岡弘の不慮の事故によって、佐々木剛がキャスティングされ、2号ライダーが誕生したのは、本書を手にしている方には、もはや説明不要の有名事だろう。この事例によって、仮面ライダーは複数化を余儀なくされた。もちろん、それを否定する気は毛頭ないのだけど、この小説は、藤岡弘が事故を起こしていない可能性に基づいて書かれている。
そして、本郷の改造人間としての苦悩も細かい描写によって丁寧に表現されている。
ショッカー側の描写も、素晴らしい。文字だけの表現なのに、場面がすぐに浮かぶ。もちろん、子供の頃から見ているテレビドラマの中の記憶で補完して頭の中に作られた場面ではあろうが、何しろ、ハードだ。ネタバレになるのであまり書かないけど、ショッカー幹部たちも格好いい。たぶんあの幹部を元ネタにしているのだろうとすぐ判るコードネームで呼ばれるキャラは、よりハードな設定を背負って登場する。
それと、さりげなく(?)挿入されてる1970年代に実際にあった出来事が、リアルさを醸し出していている。
素晴らしい作品だった。
続いてvol.2も読む。
![]() | 仮面ライダー〈Vol.2〉希望1972 石ノ森 章太郎 和智 正喜 講談社 2003-05 by G-Tools |
108
2006.05.25-22:40 #1651
劇場版「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」では、ガンタンクがいなくなり、ガンキャノンが2機となった。俺としては演出上歓迎する変更だったが、でもやっぱりガンキャノンといえばカイ。108号機という印象な訳だ。ちなみに「めぐりあい宇宙」でのハヤト機は109。
閑話休題。
自分が年をとるにつれて「カイ・シデンって、実はいいヤツじゃん」と思うようになってきた。
最初のWB時代のカイはもとより、初めて「Zガンダム」でのカイを見た時も、カラバに協力しているというより、カイ自身の中にある疑問を払うためだけに諸々の情勢を探っているだけという認識だった。
でも、まぁ、結果的にはカラバに協力してたりするし、Z劇場版では、それがストレートに伝えられている。
さらに、最近「月刊ガンダムエース」及び「別冊Zガンダムエース」で連載されているこの漫画を読むと、「カイ・シデンって、格好いいヤツじゃん」と思ってしまうのだ。
| 機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより (1) | |
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グリプス戦役時(Zガンダムの時代)の、カイの活躍を、アニメ本編のストーリーに沿って描いている。
アニメ本編では時々「カラバに情報を流す協力者」という形で登場していただけだが、その時間軸で、画面の外ではこういう行動をしていたのか、と納得できる、うまいストーリーだ。
フリーのジャーナリストという事だが、まるで探偵っぽい活動(笑)をするカイ。いずれにしても、それが彼らしい。
MSや戦闘シーンが出てこないガンダム漫画。そんな「ちょっと違う」ってのもカイが主人公の作品っぽいかもね(笑)。
この単行本の巻末に、作者・ことぶきつかささんと、カイ役の声優・古川登志夫さんの対談が掲載されていて、その中でこんなやりとりがある。
カイは、ファーストのキャラでは、一番正直者じゃないか。
(WBクルーでは)一番リアルで、一般人に近いキャラだった気がする。
ハヤトのように正義感が強い訳でもなく、半分敵に尻を向けたような戦い方だったのに、ミハルとの出逢いや色々なきっかけを経て、ちゃんと理由をもって戦いに挑めるようになったという、物語中、順序立てが一番しっかりしているキャラだし。
色々なしがらみの中で生きていると、まさにそう思ってしまうし、できることならカイのように自分に正直に生きていきたいと思う今日この頃。
ついでに。カイ・シデンの搭乗機。
| GUNDAM FIX FIGURATION #0028 ガンキャノン | |
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MS開発にまつわる外伝
2006.05.17-23:55 #1635
デベロッパーズ―機動戦士ガンダムBefore One Year War
山崎 峰水

角川書店 2003-11
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おすすめ平均

架空のステレオタイプ
モビルスーツ開発下町人情コメディ。Amazonで詳しく見る by G-Tools
初期に連載されていて、単行本化されたのも2003年末と、ちょっと前の作品だ。久し振りにまとめて読んだ。
この作品好きなんだよね。
もちろんガンダム関連の話なんだけど、技術者、しかもジオンの末端の技術者の話。
一年戦争開戦の少し前。
ジオン公国の工業区にある小さな工場「ホシオカ」が、ジオニック社の下請けとして「新型汎用作業機(のちのMS:モビルスーツ)」プロトタイプの開発を依頼される。
高い技術力を持つホシオカだが、良く言えば真正直な社長を筆頭に、隠し事ができない連中なので、機密事項であるMSのフィールドテストをしたり、不用意に他人に漏らしたりして、下請け契約を解除されそうになる。
紆余曲折あり、ラストは、ジオニック本社調整とホシオカ調整のMSでコンペを行い、それに勝って、ホシオカは再びMS開発に携われるようになのだが。
なにしろ、ホシオカのメンバーが熱い。好きな仕事を楽しんでやっているプロ集団。
特に、普段は会議でも眠っているのに、いざとなったらオングストローム単位の回路修正を「長年の勘」だけで修正してしまうジイさんがいい!(マンガならではの描写だけどね)
分野は違うけど、俺も技術職なので、こういうマンガってのは、とても共感できるね。ましてや、初期のMS開発の物語。ワクワクするぜ。
でも、ガンダムだとかMSだとかってのは、あまり関係ない(笑)。単なる「技術屋の物語」としても楽しめる。
ガンプラへ繋がる、バンダイの歴史
2006.05.08-23:59 #1619
読みやすい文章ってこともあるが。
ガンプラ開発真話
猪俣 謙次 加藤 智

メディアワークス 2006-03-17
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第一章は、ガンプラ以前というか、バンダイ・模型部の黎明期について語られている。最初は退屈かと思われたが、この章も面白い。
おもちゃメーカーであるバンダイが、今井科学らと共同で模型業界に参入するも、途中から当時のプラモデル業界ではイロモノ扱いされていたキャラクターモデル専門の路線に切り替える。この時点で、すでに現在のバンダイの思想は固まっていた訳だ。その後、大きな路線変更しないってのが、ガンプラの独占成功につながるのだろうか。
しかし、スーパーカーブーム到来で、怪獣やロボットなどのキャラクターモデルは、カーモデルをはじめスケールモデルの人気に窮する。
ここでも「流行りに乗るだけじゃなく、信念を通そう」と、あえてテレビ番組のロボットのプラモデルで勝負するが、大敗。
ここで、スーパーカーブームの一端には「サーキットの狼」という漫画の影響もあった。今まで相いれなかったスケールモデルとキャラクターとが、実は融合していたって事に気づいたバンダイ。
その直後に迎えたのが、一度は沈んだ(笑)「宇宙戦艦ヤマト」の再放送〜劇場版による大ヒット。
バンダイは、「ヤマト」で、「キャラクターモデルのスケールモデル化展開」で大躍進する。
まぎれもなくこの成功が、ガンプラへとつながる。
だいぶ端折ってしまったが、第一章は、こんな感じ。
この後は、リアルタイムに体験した時代なので、納得しながら読み進めた。
とにかく、バンダイは伊達じゃない!
この書籍全体の3分の1くらいは、ガンプラ以外についての事だが、そのどれもが、やっぱりガンプラの歴史に繋がっているのだな、と思う。
タイトル「ガンプラ開発真話」というには大袈裟だけど、ガンプラファン、バンダイファンは、きっと楽しめる読み物だと思う。
俺は、期待せずに購入したので、余計に楽しめた(笑)。
まあまあオススメ。
まぁ「全記録」だからという弁解なのだろうが
2006.03.08-20:45 #1459
俺自身は毎号楽しく読んでせっせとファイリングしているし、特に問題はないのだが。
デアゴスティーニのサイトにあった次号予告。

ヅダ……!?
MSイグルーまでも史実扱いとして網羅するのかよ。百歩譲ってよしとしても、これで終了巻数を再度延ばして200号完結とかにだけはしないでくれよ。
なんかギレンの野望とかSEED DESTINYとかも追加されるらしいが、勘弁してくれ(笑)。
粋(いき)は深川、鯔背(いなせ)は神田
2006.02.04-00:31 #1362
「大江戸神仙伝」って作品。
ネット検索したけど、ビデオ化されてなさそう。
代替策として、アマゾンで探してみたら、原作本が見付かった。
大江戸神仙伝
石川 英輔

うぉ。石川さんだったのか!
以前、職場の研修で、環境問題について、石川さんの講義を聴いたことがある。
その時のテキストに含まれていたのが、氏の著作1点で、雑学としても興味深く読ませていただいたのが、この「大江戸えねるぎー事情」
大江戸えねるぎー事情
石川 英輔

それはともかく、「大江戸神仙伝」を購入して、読んだ。
主人公・速見は、元製薬会社研究員のフリージャーナリスト。突然250年前に転時(タイムスリップ)して、江戸時代で生きていく。
現地では重病だけど昭和ではビタミン不足が原因と判明している脚気の特効薬を提供したことにより、信頼と尊敬を受ける。
まぁ、それが大まかなストーリーだが、作者の石川さんが、江戸時代のエコロジーについての研究者ということで、そっち方面の描写に力を注いでいる。
各章は、主人公の一人称による描写と、それを補足する解説風のが交互になっていて、小説というよりは、江戸時代の風俗を楽しもうという感じ。
予想通り面白くて、一気に読んでしまった。
江戸時代中期は、浅草あたりはまだまだ辺境だったとか、現在普通につかっている「〜です」ってのは下賎の言葉だったとか、知識としては知っていたけど実感が湧かなかった事柄が、少しは実感に近づいた気がする。
ちなみに、かつてドラマ化された時は、主人公役は、滝田栄さんだったと思う。これ、もう一度見たいなぁ。
Photoshop Elementsなないろマジック
2004.11.03-21:33 #510
PhotoshopElements2.0を元に説明されているけど、それ以上のバージョンでも、そのまま通用する。
いや、基本は覚えたから、もうちょっと凝ったことやりたい、という俺みたいなやつには最適。手順を説明した文章は斜め読みして(笑)、添えられた図版をみながらを主体に自習できる感じの絶妙な構成で、教則本にありがちな中途半端さがあまりなく、好感が持てる。
毎日コミュニケーションズ (2004/01)
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すばらしい。ただ一点を除いて...。大人のガンダム(ムック本)
2004.08.23-23:52 #288
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別に成人向けという意味ではないけど(笑)。
いやぁ、これ読んで衝撃的だったのは、ランバ・ラルの年齢。
「享年35歳」って......。45歳くらいだと思ってたぞ、25年間。
そんな新事実(?)が満載。裏表紙がグフってのも珍しい(笑)。多くの場合、ここはシャアザクだもんね。
買え!
ねこぱんち!
→PS2『Zガンダム』blog:大人のガンダム(2004.08.24追加)
脚本サイト発見
2004.07.13-12:12 #188
先日の、娘達の演劇部自主公演の演目は、脚本登録・公開サイト「はりこのトラの穴」に登録されてる「二コ兄ちゃんのハローワーク(公開版)」って脚本だったんだけど、これ、カテゴリがお笑いとSFだよ(笑)。
まぁ、改めて読んで納得だけどね。
で、娘たちのは、元からかなり縮めた演出で上演されたのかなと思ってたら、ほとんどそのままであまり大きな変更はなかったようだ。
この作者、高久ますもさんって、高校生くらいかな。一昨年に処女作を登録されている。
荒削りでちょっと無茶なストーリーだけど、ちゃんと起承転結があるし、文章じゃなく、演劇としてみたら調度いい感じかもね。
ねこぱんち!
→娘の初舞台








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