ぼうず頭のガキ
2008.05.30-20:20 #3005
公園から高台へと続く坂道で 目を細めて話すその姿が
ぼうず頭で半ズボンのガキに見えて
そいつはジャリ道を駆出して行った
親父の子供の頃なんて 知っているはずもないのに
なんだか身近に思えた
「この道はもっと狭くて もちろん舗装なんかしてなかったんだ」
日向夢想/夢想人企画

初出 1991年5月 びといんねっと
自家製本詩集「1966」(1993/06)収録
参加 いつかなりたい小説家
すれ違い
2006.10.08-01:48 #1937
すれ違い
自転車
すれ違い
自転車
信号待ち
隣にいた人と 10秒間の会話
自転車
信号待ち
自転車
すれ違い
自転車
すれ違い
夢想人企画/日向夢想
5円ボール
2006.07.07-02:11 #1721
作:日向夢想(夢想人企画)
近所にゴムボールを作る工場があって
ちょっと変形してたり傷があるボールを
子供に直売してた
通称「5円ボール」
原っぱで三角ベースをやるには
そんなボールで十分だった
2、3試合で、すぐに壊れるボールだったけど
生き生きと飛び跳ねていた「5円ボール」
(c)2006夢想人企画
でもいいんだ
2006.07.07-01:01 #1720
作:日向夢想(夢想人企画)
大きめのグラスに 少しだけ酒を注ぐ
少しだけね
ベランダで青い月を仰いで はるかに思いを馳せる
無心にね
アイディアがひとつ湧きそうで でも一口飲んだら
忘れちゃった
でもいいんだ
涼んでいるだけだから
初出 詩集「1966」
(c)1993,2006夢想人企画
一句
2006.01.05-23:47 #1307
あしあと
2005.09.11-03:15 #1053
砂敷にあしあとをつけて遊ぶ
朝には
ならされてしまうだろうに
日向夢想/夢想人企画
無[気]力
2005.09.11-03:09 #1052
どうやってだせばいいの。
夢、ゆめ、ユメ。
どうやっておもえばいいの。
心、こころ、ココロ。
どうやってつたえればいいの。
まず、歩きなよ。
踏み込むことさ。
それを実感デキルカイ?
みんな非力さ。
希望もない。
自分本位。
そうだろ?
まず、歩きなよ。
踏み込むことさ。
ほんの小さいけど、
手摺はあるだろ。
それにつかまって。
ソンナコト、ワカッテル!
どうやってだせばいいの。
どうやっておもえばいいの。
どうやってつたえればいいの。
日向夢想/夢想人企画
20秒であいうえお作文
2005.07.04-23:30 #935
面白そうなので、連なってみる。
では「まみむめも」で。
ま「まるで予測がつかない」
み「ミニすしバーのご教示に」
む「無意識のうちに従ってしまうけど」
め「目の前にいい女がいれば、それに関わらず」
も「もっこり」
すんません。20秒だと、こんなもんです……。
詩:前略、着任しました
2005.03.18-00:27 #703
自宅の近所に転勤しました
ご配慮頂いた方々には深く感謝しております
これから快い季節ですし
毎朝荒川の堤防を自転車で通勤しています
生まれ育ったのが荒川の近くですから
なんとなく川は好きです
転勤して惜しむ事は
同じ荒川なのに
可愛らしいあの花がこちらにはないということでしょうか
そちらのサクラソウはそろそろ咲くのでしょうね
:-
初出:びといんねっと(1990/04)
自家製本詩集「1966」(1993/06)収録より一部修正
追記
時期的に紛らわしいけど、上記はフィクション。というか、過去の作品。
すーちゃんのひとりごとの尾頭付き:さくらそうの記事を読んで、15年前に書いた詩の事を思い出し、冊子を引っ張り出してきた。
「ねこぱんち統合整備計画」の一環として、ちょっとリニューアルして公開。
オヤジ
2005.03.07-01:20 #685
楽しかった事だけを思い出す。
踏切が閉まり電車が行き来するのを、何度も何度も、何時間も、同じ場所で見た。
ケロヨンやデンスケの公演を見るために、何時間も並んだ。
散歩の途中、空き瓶を1本ずつだけ拾って、公園で洗って酒屋に持っていく。引き換えにもらった5円ずつ。駄菓子を買って、食いながら土手に向かった。
あの頃俺がオヤジからもらった楽しさみたいなものを、今、俺は、自分の子供たちに与えてやっているだろうか。
たぶん、できていないだろう。
でも、毎日、子供たちの寝顔を見ると、やっぱり、こいつらは守らねば、と思う。
そんな気持ちで生きている。
家庭を顧みず、オフクロに苦労ばかりさせたオヤジは、大嫌いだ。
だけど、なぜだろう。
楽しかった事だけを思い出す。
5月には、三回忌を迎える。


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